インフレが進行しています。ロシア・ウクライナという豊富な資源を持つ国同士で戦争が起こってしまい、小麦などの原料が大暴騰しています。
ここまで原料価格が上がると我々の食卓にも影響は避けられないでしょう。
というわけで、価格が上がりそうな食料品を紹介しておきますので参考にしてみてください。
基本の確認:インフレすると食卓には何が起きるのか
原油価格と穀物価格の関係

原油価格と穀物価格は関連しています。
トウモロコシやサトウキビから作られるエタノールはガソリンの代替品です。アメリカではガソリンにエタノールを混ぜて車を走らせています。
トウモロコシの最大の生産国、アメリカでは、トウモロコシのエタノール向けがエサ用と同程度まで拡大し、この二つがトウモロコシ用途の7割以上を占めるようになっています。
原油価格が上がると代替品であるエタノールの需要も増えるので、トウモロコシの価格も上昇します。そうなると、トウモロコシの代替品の大豆や小麦などの価格も上昇します。
穀物価格の食卓への影響
大豆の価格が上昇すると、大豆から作られる食用油の価格が上昇します。
トウモロコシは家畜のエサとして輸入されていますので、牛肉、豚肉、牛乳などの畜産物の価格が上昇する可能性があります。小麦価格は、パン、スパゲッティ、ラーメン、うどんに影響します。
見た目にはわからないステルス値上げはすでに行われています。

値上がりは遅れてやってくる
小麦価格は以下のプロセスで決まります。
日本の小麦輸入は政府によって一元的に行われ、政府が決めた売り渡し価格で国内メーカーに売り渡されます。売り渡し価格の改定は4月と10月に行われ、価格改定月の2ヶ月前から遡って6ヶ月間の買い付け価格と諸経費等を勘案して価格が決まります。
そこから製品価格に転嫁されるため、結果的に食料品価格への波及に1年近くの時差を伴うことになる。
https://www.dlri.co.jp/files/macro/152016.pdf
主な原料価格の値上がり
以下の通り50%以上の値上がりをしています。前述した通りすぐには価格は上がりません。遅れてやってきます。
オススメ食品一覧
今のうちに食べておいたり買い溜めしておいた方が安くて楽しめますね。
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コーヒー
スタバの株下がってるので値上がりを見込んでるのかもしれませんね。
ちなみにコーヒーは豆から挽いた方が美味しいです。シロカはお手頃でオススメです。
小麦→パスタ
パスタは値上がり始めてますね。

バリラは美味しいです。量もあるので備蓄するのにもちょうどいいです。
トウモロコシ→お肉
トウモロコシは家畜の飼料なので、肉類に影響が出ます。

吉野家も値上げしてます。

大豆→食用油
大豆の価格が上昇すると、大豆から作られる食用油の価格が上昇します。
砂糖
砂糖も同じく値上がり中です。

きんにくんもオススメしていますが、オリゴ糖オススメです。
海産物
ロシアウクライナ戦争の影響で海産物にも影響が出ています。
戦争については僕の記事でまとめていってます。
明太子
スケソウダラの主な産地がロシアなので明太子が上がりそうです。
カニ イクラ
カニやイクラに影響が出るようです。
サーモン
サーモンも影響が出ているようです。
魚が贅沢品になる未来
タイの日本食チェーンでは3000円弱のホッケ定食が一番人気らしいです。
マルハニチロの池見賢社長は「海外の消費者は高い値段を払ってでも食べようとするが、日本人はデフレで安いモノしか求めていない。魚離れもあって消費者に買ってもらえないことで、国際相場で買い付けられなくなっている」と説明しています。
日本の魚介類も今は安いですがどうなることかわかりませんね。
とりあえずボディメイクにも役立つのでサバ缶オススメです。

終わりに
人生で初めてインフレを経験していますがここまで劇的なものとは思いませんでした。
アマゾンで販売されている商品の価格推移を追えるプラグインがありますので、興味のある方は使ってみてください。

おしまい
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