こんにちは。
今日は筋トレにおいてしばしば見落とされがちながら、非常に重要な要素「腹圧」について解説します。
腹圧とは?
腹圧とは、腹部の内部に圧力を生じさせることを指します。具体的には、深呼吸をした際に腹部と胸部が膨らみ、それを体幹の筋肉で固定することで生じます。この圧力が、スクワットやデッドリフトといった重量を扱うエクササイズを行う際の体の安定性と力の伝達を助けます。
腹圧の重要性
- 体幹の安定性:腹圧を利用することで、体幹部が安定し、エクササイズ中のバランスと安全性が保たれます。
- 怪我の予防:腹圧を保つことで、腰部への過度なストレスが軽減され、腰痛やヘルニアといった重大な怪我を防ぐことができます。
- パフォーマンスの向上:腹圧が高まると、全身の力がより効率的に伝わります。その結果、より重い重量を持ち上げることができ、トレーニングの効果が向上します。
腹圧の作り方
重要なのは、正しい呼吸法をマスターすることです。これは、吸気時に腹部を膨らませ(腹式呼吸)、エクササイズの最も困難な部分(例えば、スクワットの下降から上昇する動作)を行う際に息を吐く(バルサルバ法)という方法です。

バルサルバ法 - Wikipedia
しかし、腹圧を高める方法は高度な技術であり、一部の人々(例えば、高血圧の人)にとっては適していない場合があります。
腹圧は筋トレのパフォーマンスを向上させるだけでなく、トレーニングの安全性を確保するための重要な要素です。この要素を理解し、実践することで、より効果的かつ安全な筋トレが可能になります。
おすすめ動画:バズーカ岡田さんの腹圧解説
筋トレ界では有名人のバズーカ岡田さんの解説動画です。
すごくいい動画なので絶対見てください。
腹圧を入れる練習法:ディープ・ブレス・メソッド
いろんな方法がありますが、前述のバルサルバ法は万人向けではないので簡単なものを紹介しておきます。
ディープ・ブレス・メソッド: これは基本的な呼吸法で、腹部に空気を吸い込むことで腹圧を高めるものです。吸息時に腹部を膨らませることを意識し、一方で吐息時には腹部を引き締めるようにします。この練習は毎日行うことで、自然と腹圧を高めることが可能になります。
腹圧を入れるのは普段から練習できます。電車や待ち時間でもお試しください。
それでは次の記事もお楽しみに。
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