タイトルは思いつきですが、多分1分もかからず読めるのでこんなタイトルにしてみました。
テクノフレックスは決算で初めてちゃんと調べたのですが、業績だけでなく技術も魅力的だったので取り上げてみました。
簡単にさっと読めるように簡潔にまとめたつもりです。
ではどうぞ。
目次
企業紹介
テクノフレックスは「継手」の専門メーカーであり、その技術に関連した事業を行っています。
「継手」は配管を繋ぐ製品ですね。こんなやつ↓です。
配管は通常まっすぐなので、それを繋ぐために継手が必要になります。
通常劣化というのは繋ぎ目から起こりますし、揺れたり曲がったりするのに耐えなければいけません。したがって、継手には高い品質が求められます。
その点、テクノフレックスの製品は日本の原発のほとんどで使用されているため、製品の信頼性については相当なものだと言えるでしょう。
決算概況
5月8日に1Q決算(2020年1月から3月)が発表されました。
セグメントは以下の4つです。
- 菅継手事業
- 菅継手関連事業
- 金属塑性加工事業
- 介護事業
売上とセグメント利益を見てみましょう。
前期比で菅継手事業・菅継手関連事業の主力事業が伸びています。
菅継手事業が売上の伸び以上に利益が伸びています。これは5G関連設備需要に伴う真空機器の利益率が良いためです。
また、特に菅継手関連事業の利益が伸びが著しいです。
大型の消防設備工事が売上増の理由とありますが、利益率の説明にはなっていないため、「マルチアクア」の販売好調が原因かと思われます。
マルチアクアは水道水・生活用水を貯めておく貯水タンクであり、家庭用やビル、企業のBCP対応として活用できます。
昨年の台風による断水の影響で需要が増えたため、ハウスメーカー向け販売が6倍に増加しました。
また、3月に読売新聞に掲載され問い合わせが増加していることから、今後も需要増が期待できるかもしれません。一本50万くらいで設置できるようです。
総合すると、5G設備需要と防災用設備が利益を牽引していると考えられます。
その他
数字は決算資料からは見えませんが、面白い技術としてSDF工法というのがあります。
通常老朽化した水道管は掘り起こして取り替えないといけないので、コストも時間もかかるのですが、掘り起こさず更新できるというものです。
これがどれくらい儲かるのかはわかりませんが、需要ある方法かと思います。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3449/ir_material/136780/00.pdfより
5Gや国土強靭化も絡んだテーマ性豊富な好業績な会社なので、今後に期待したいと思います。
興味ある人は是非調べてみてください。
会社のホームページはとてもわかりやすいです。
おしまい。