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昔書いた記事(大泉製作所)

3.4年前に書いた記事があったので、雑に残しておきます。

 

以下、昔のブログそのままぺたんこ。

 

おつんこ。


現在保有で主力の大泉製作所ですが、なんで持ってんの?と言われたので書いておこうと思います。


今はまだ業績としてじわじわですが、今後顕著に伸びてくるであろうと見込んで保有しております。
業績もしっかりついてきて、テーマとしても抜群。下値リスクが少なく、上昇トレンドの中で何かのきっかけで爆発すると思い保有してます。


個人的に高いシェアを持ってるメーカーは大好きなのです。(ザインとか


というわけで、まとめておこうとおもいます。くっそ長文です。

 

 


6618大泉製作所


サーミスタ利用の温度センサーが主力。自動車、空調向けが両輪。自動車はデンソー向け中心


とあります。


特に自動車が強いです。
四季報に書けばいいのに・・・と思うんですが、自動車用温度センサ市場で世界第2位のシェアです。
日系向けはトップです。


そのほかにも空調やインフラ向けも伸びております。自動車向けが今後も増える見込みなんですが、インフラ向けが増えて今後新しい稼ぎ頭になる可能性があります。ここに最注目しております。後述します。


サーミスタについてはわたくし文系なもので付け焼刃の知識しかありませんが、以下のようなものです。


サーミスタ(thermistor)とは、温度変化に対して電気抵抗の変化の大きい抵抗体のことである。
この現象を利用し、<u>温度を測定するセンサ</u>としても利用される。センサとしてはふつう-50℃から150℃くらいまでの測定に用いられる。(wikiより)


簡単に言えば温度を管理したり温度に応じて反応させるのに必要な部品がサーミスタだと思ってもらえればいいかと思います。それを利用して温度センサを作ります。
体温計とかイメージしやすいかもしれませんね。体温計の先端にはサーミスタが入っています。


さて。


いろいろ書く前にまずこのラジオを聞いてください。


ラジオを聞いていただけると大泉の社長さんが出てますが、非常に面白いことが聞けます。
http://www.radionikkei.jp/podcasting/fukunokami/2016/10/sp/player-6618.html


前半後半でざっとまとめます。


(前半)電気自動車関連としての大泉製作所
「いかに電気量をコントロールするかが電気自動車実用化のカギ。」
「モーターが大量に使われるが、それらを管理する必要があり、それに温度センサが使用される。」
「<u>ガソリン車の倍</u>は使用する。」


「デンソーやボッシュと直接的な取引。商社を通さずマージン不要」
「汎用的な製品ではなく車のデザインや性能によって特注品のような形で<u>高負荷価値化</u>」
「既存の自動車や空調については既存顧客からの引き合いは順調に伸びており、安定した利益が見込める。」
「欧米からの受注が顕著に増えている」
「過去のような赤字決算はない」


前述しましたが、大泉製作所は温度センサについては高シェアであり、引き合いも活発であることから自動車向けは安定的な収益を上げる形が出来上がったと考えられます。(赤字はないって言ってるし。実際黒字化したし継続疑義取れた。)


ハイブリッド車など自動車の電子化の進行、および電気自動車が伸びる=温度センサの利用拡大なので、自動車向けに高シェアを持つ大泉の業績も伸びると考えられます。


そして伸びるのはそう遠くないと考えています。
電気自動車のニュースがここ最近急増していますが、普及が近づいているからです。


例えば今年はボッシュからEVが結構お買い得な金額で発売されます。


ボッシュとe.GO Mobile社は、EV市場には大きな成長の可能性があると判断し、2015年のe.GO Mobile設立当初から互いに連携を深めてきた。e.GO Mobile社は世界中で低価格EVを販売し、EVの地位をガソリン車と同レベルにまで引き上げることを目指している。e.GO Lifeは約1万2500ユーロ(約146万円)で、2017年夏に発売される予定だ。
http://response.jp/article/2016/11/18/285621.html


今年の末にはテスラからも納車されていきますね。
“予約32万台” 新型EVの衝撃https://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2016_0511.html


日本で言えばトヨタが電気自動車の量産体制をとったのはニュースにもなってますが、マツダ・ホンダも本格投入に向かって進めています。
日本でのシェアはトップですから、恩恵はあるでしょう。
http://www.sankei.com/west/news/161107/wst1611070037-n1.html
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/110204868/


電気自動車の普及率は1パーセントを切っていますが、この数年で海外から先に一気に整備が進むのではないかと思います。


ガソリン車から電気自動車に置き換わっていくことを考えると、今後の伸びしろは非常に大きいのではないでしょうか。


時価総額30億程度の安定性が欠けやすい小型株にとって、<u>安定して収益をあげられる</u>、という状態で、「電気自動車」という大きなテーマに関連付けられており、今後の発展に期待できる、ということは株価の安定に非常に良い状態だと考えます。

 

 


さて、ラジオの続きですが、ここからが面白い。
大泉製作所が新たな収益源を獲得しつつあります。

 


(後半)インフラ投資関連としての大泉製作所


先ほどの電気自動車の伸び代とテーマ性については、市場でも折々話題になりますからもちろん重要なのですが、業績的での爆発性と新たなテーマという点でこちらにより注目したいです。


正直自動車向けだけだと、長期的に業績は確かに伸びるのですが、電気自動車の普及率は1パーセントを切っていますから、普及するにしてもある程度時間がかかります。
短期での業績の爆発的な伸びは難しいと思うのです。


昔暴騰したようなボッシュとの提携みたいな大きい材料でれば別ですけどね。数年でぐっと売り上げが伸びますから。ただIRまかせになってしまうのは運に頼りすぎているので投資とは呼べないと思います。

 


さて。その「別の収益源」のお話です。

 


別の収益源のことがラジオで触れられています。


「大泉の今後の成長を引っ張るものは何か?」と聞かれ・・・


「ここ数年で急増中のものが<u>インフラ関係</u>。」


「インフラ向けの出荷数。2年前は10万個。去年100万個。今年<u>半年で</u>200万個!(単価は言えないらしいw)」


「光通信の中継基地(携帯基地局)は世界中で爆発的に増えている。基地には温度コントローラーが必要不可欠で大泉の温度センサが使われている」


「昔から大泉製作所の<u>海底ケーブルや人工衛星に使用</u>されており、耐久性や品質の一貫性が評価されており、お呼びがかかる」


「太陽光発電等は結局どこかに電気を貯めなければいけない。その電気を貯める蓄電池にも温度センサは使用されており、<u>大泉製作所のサーミスタは他者と比べ安定性に優れ</u>、採用されている。」


「部屋の温度のセンシング等としても使える。<u>iotにも使用される。</u>」


「今後は高付加価値化の製品で攻めの姿勢」


とのことです。


気になるテーマ性抜群のワードがいっぱい出てきたと思いますw


想定よりもかなり多い受注をもらっているようです。


去年の第二四半期の説明会資料だと、3年後に1.4倍の売り上げを目指す!って書いてたんですが、今年の第2四半期の説明会資料だと、2年後に2.15倍の売り上げを!って上方修正していたので、かなり受注があるのだと思います。


世界的にもインフラ投資が活発なのは投資家の皆さんはご存知だと思います。トランプさん然り。


それだけでも大泉の業績に夢と安心感をあたえてくれるのですが、特に夢を持てた部分が「iotにも使用される」という部分。


iotについてはこれも投資家の皆さんはよくご存知だと思いますが、将来的な市場規模が凄まじいです。


各調査会社の予測数値を並べてみます。


ガートナー:米調査会社。2009年時点でインターネット接続デバイス数はPCやスマートフォン、タブレット端末をメインに約25億個と分析。2020年には、コンピュータ以外のデバイスが急増し、300億個以上と予想。
インテル:2020年には確実に500億のデバイスと予想。自動車、工場設置機器、医療機器などが主。
シスコシステムズ:2020年には500億台のデバイス、IoE(Internet of Everything)の時代へ突入と予想。
マイクロソフト:2008年にはデバイスは世界人口と同じ70億個程度だったのに対し、2020年には10兆個になると分析。
IDC:2020年までに自律的に接続されるデバイスのエンドポイントは300億台と予測。


もちろんこれらのすべてに温度センサが搭載されるわけではありませんが、市場規模として非常に大きいということを言いたいのです。大泉がさらに新しく稼げる事業を形成する可能性を感じているのです。


2015年の自動車の生産台数は約9000万台ですが、電気自動車で15個くらいの電気センサが使われる見込みだそうです。逆算してガソリン車で大体7、8個でしょう。
かりに全部電気自動車だったとして、温度センサは10億個超です。


これからの大泉の発展性を予感させてくれます。技術力はお墨付きですからね。


ちなみに、高付加価値化とありますが、サーミスタも部品単位で売ると数十円だったりしますが、温度センサなど製品として売ると数百円から数千円、高性能のものだと1万を超えます。サーミスタだけでは薄利多売ですので、こういう売り方をしていくのでしょう。

 

 


いまさらですが、大泉製作所の事業は以下の3事業で構成されます。


自動車部品事業
空調部品事業
エレメント※部品事業
※エレメント・・・サーミスタを利用した各種電子部品のこと


このインフラ関連が伸びているってのが「エレメント部品事業」が伸びていることと同義なのですが
、実は業績的にはまだ表に出るほど伸びていないのです。


先ほどラジオで言っていましたが、インフラが倍々のペースで増えてます。しかし2Qの資料を見ても、業績的にこの事業は数値に出ていません。原因はエレメント事業内の他の売り上げの減少だということです。


去年までに安定稼働している工場等に問題がなさそうなので原因を考えてみましたが、おそらく人員配置だと思います。想定超の注文に一時的に人員が不足したのではないかと考えています。


というのが、大泉製作所は子会社を含めると、1500人ほどの従業員がいるのですが、全社部門を除くと


自動車部品事業 4
空調部品事業 4
エレメント部品事業 2


の比率の人員なのです。(平成28年3月時点)


そして今期の業績の見込み比率としては
自動車部品事業 5.9
空調部品事業 2.4
エレメント部品事業 1.7


なのです。空調が人数の割には不採算部門になってます。


大泉は空調部門は絞り込みを行い、エレメント部門を将来の収益の中核になり得ると書いていますので、今後エレメント部門に人員を集中させるのではないでしょうか。


大泉は営業利益率の向上を目指していることは過去の決算資料から読み取れますが、適切な人員配置が行われた場合、業績と利益率が飛躍的に伸びるのではないかと思っています。(てか伸びなきゃおかしい

 


私だけの意見ではなんなので、プロの投資集団はどう考えているか見てみます。


インテグラルが最近公開買い付けにより大株主となりましたが、その意見表明の内容についてみます。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1419056


「インテグラルは、当社が、創業以来、時間をかけて磨き上げてきた素材・生産技術に裏付けられた自他ともに認める「サーミスタの品質の高さ」は、競合他社が一朝一夕には獲得できない当社の強みであり、さらに、当社製品のユーザーや競合他社等へのヒアリングを通じて、自動車及び空調顧客向けの既存品ビジネスを通じた“顧客との信頼関係と長期の採用実績”や、品質、価格、カスタマイズ対応力を競合他社と比較して“総合的な競争優位性”を有していると判断した。」


と記載があります。さすがですね(何様


また、


「インテグラルは、当社の製品が、国内市場のみならず、グローバルに使用される製品であることから、日系メーカーの海外生産拠点及び非日系メーカーに対するサービス及びサポートが不可欠であり、海外においても高度な専門知識と提案力を兼ね備えた人材の強化が必要であると理解したとのことです。また、インテグラルは、これらの海外における高度な専門知識と提案力を兼ね備えた人材の強化を実現するためには、優秀な人材の確保と育成及び成長投資のための資金確保が最重要課題であると認識したとのことです。
このような中、インテグラルとしては、インテグラルの経営・財務戦略・海外営業等の豊富な人材 ネットワークと実績に鑑み、当社の強みを活かしながら、人材派遣を通じた経営及び財務基盤の強化の 両面から、当社に対するサポートを行うことが可能であると判断するに至った。」


ということです(長い


大泉の会社の特性として、技術や品質には定評があるのですが、なにぶん小さい古い会社なので人材が不足しているのだと思います。あと海外向けの営業力も弱いのだと思います。(平均年齢46歳くらいですからね。)
そこは弱点ではありますが伸び代を見ているのでしょうね。その弱点にインテグラルの優秀な人材を送り込んで改善を図ろうとしているようです。
伸び代ないと投資価値ないですしねw


インテグラルの役員や社員は外資系投資銀行出身者などエリートの集まりなので興味があれば見てください。
笑えるくらいエリートでイラッとします(暴言
http://www.integralkk.com/member/


また、大泉の弱点として財務的に借入金が多く、自己資本比率が少ないです。
そこを具体的にどう解決していくかはまだわかりませんが、インテグラルのノウハウを使用して財務基盤の強化をしていこうというのでしょう。正直ここは何をしてくるか読めません。今後の展開を待ちたいです。


そして私が「お?」と興味を惹かれた部分ですが、意見表明書にこう書いてあります。


「原則として投資から数年程度で売却することを目指している」


と。


インテグラルは企業価値向上を目的としたファンドですが、数年というのは比較的短期間の投資だと思います。
これは私の希望的観測でしかありませんが、比較的早い段階で何かしら企業価値向上の施策を出してくるのではないでしょうか。(中期計画からの株主還元策とか)


少なくとも株価への悪影響のあるようなことはしてこないのでは?と考えています。(下値リスクが減ったと考えています)

 

 

 

 


えー。めちゃくちゃ長文になりましたが、まとめますと。

 

 


豊富なテーマ性。
安定業績の獲得。
伸び代の大きさ。(改善余地があるのもよい)
確かな技術力。
優秀な投資ファンドの存在。
今後の発展性。


すごいぞ大泉!がんばれ大泉!


以上だ!

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